ナインブックス

本にまつわることを、よく書く(はず)。

2018-06-20から1日間の記事一覧

六月十八日のこと

鬼束ちひろは、ちいさかった。 彼女の詩は、自分の肉を切って、そこから流れ落ちる血で書き殴ったような言葉ばかりで、いつもしんどい。 そのしんどさが、痛くて、いつも救われていた。 なので、神格化、というと少し大げさかもしれないけれど、自分より大き…