気がつけば、夏が傍らまできていた。 夜。心地よい風が、半袖から伸びた腕をさらりと撫でていく。 何をするでもなく、ぼうっと呼吸をくりかえす。 おだやかな空気は、それだけで「今は、何もしなくていいんだよ」と無為に過ごす自分を肯定してくれている気が…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。