世界の手触り-『目であるく、かたちをきく、さわってみる。』
『目であるく、かたちをきく、さわってみる。』
会社のとある企画で久しぶりに手に取った本書。改めてぱらりぱらりとめくってみたのだけれど、やっぱり、しみじみ素敵な1冊でした。
著者のマーシャ・ブラウン、「あの『三びきのやぎのがらがらどん』の作者ですよ」と伝えれば、「ああ、あの!」と膝を打つ方も多いのではないでしょうか。
- 作者: マーシャ・ブラウン,せたていじ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1965/07/01
- メディア: 大型本
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彼女は、こんな写真絵本も残しているのです。
僕たちが目にしている、なんてことのない景色。
実は、ちょっとその見方をずらしてあげるだけで、生き生きとした"新鮮な世界"が姿を現してきます。
つくりたての眼鏡をかけた時のような、「ああ、こんなにも世界は美しかったのか!」という感覚。
それは、驚きというより、懐かしさに近いかも知れません。
だって、子供の時はそんな風に世界に触れて、いつもドキドキしていたのだから。
「さわることは
せかいを かんじること。
さわることは
せかいが かんじること。」
コンパクトで、手触りもよくて、スルッと鞄にでも入れたくなってしまう本書。
何だか気持ちのよい陽気になってきたので、ぜひ、散歩のおともに連れ出してあげてみてください。
- 作者: マーシャ・ブラウン(文と写真),谷川俊太郎
- 出版社/メーカー: 港の人
- 発売日: 2011/08/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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