走り続ける彼らの、ほんの一瞬-『ReBuild New Culture』
『ReBuild New Culture』
最近、僕の周りで会社案内に値段をつけて、"売り物"として手渡すところが増えている。
正直、僕はその流れに、おおいに賛同している。
会社案内を販売しようなんてたくらむ会社は、自然とものづくりを生業としていることが多い。そんな彼らが自分たちの頭と手を使ってつくり上げた紙束は、これまたやっぱり面白い。
長野県は諏訪市に位置するReBuilding Center JAPAN、通称リビセンが手がける『ReBuild New Culture』も、パラパラとめくるのがとても愉快な1冊だ。
廃屋となった家々から古材をレスキューするリビセン。
だけれども、その仕事は「レスキュー」「制作・加工」「デザイン」「カフェ」「イベント」と実にカラフルだ。
「なんだかすごそうだけど、一体全体なにをしようとしているんだ!?」というリビセンの実態を、自らきちんと解剖しています。
本書の後半に収録された「あの人からみたリビセン」も一読すれば、もっと彼らの輪郭がはっきりしていくはず。
この本はリビセンで買おう、と思っていたら、今日の今日になっちゃった。ごめんなさい!
訪れる度に、様相を変えていくリビセン。毎回毎回、遊びに行くのが楽しいのです。
きっと、この会社案内もすぐに古い内容になってしまうんでしょうね。とっても良い意味で。